飛ぶ石塔
とぶせきとう

出現場所
武州多摩郡
分類
器物

説明

小さな提灯ほどの明かりが
東の小高い丘から飛び出し
向こうの山へ消えた
そんな話が村に広まった

その辺りは、田んぼばかりで
陽が暮れれば人通り無し
その様な所に明かり灯りしは変である

ある若者、この光る物体を見届けようと
適当な場所で待ち構える事に

そして陽もどっぷりと暮れた夜中の12時
突然、光る物体が飛び出した

若者、咄嗟に傘を投げつけると
光は消え、何やら田んぼに落ちにけり

やれ仕留めたぞと
落ちた場所へ駆け寄ってみれば
大きな石塔の欠片があったという事だ

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