赤舌
あかした

出現場所
水路

分類
妖獣

説明
真夏の炎天下のこと
先ほどまで青空広がりしが
空俄かに掻き曇り暗雲垂れ込めた
にわか雨でも降るのかと眺めていると
暗雲の中に奇妙なものあり
一瞬目の錯覚かと思いしが
空にあるには明らかに異質なもの
それは毛むくじゃらの
大きな獣の様な生き物であった
その獣は、雲から顔を覗かせると
大きな真っ赤な口を開き
長い舌を水路に浸し水を飲み始めた
しこたま水を飲むと
獣は、暗雲の中に顔を引っ込めた
それと合図するかの様に
暗雲は別の場所に移動を始めた
良く見ると暗雲は、
不自然に空の一部分のみであり
あの獣は、雲を隠れ蓑に空を移動している
のだろうという事になった

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